自営業の皆さん、国民年金ちゃんと納めてますかぁ?
私も20代の前半ぐらいまでは国民年金について無知だったので、免除、減免、滞納などを繰り返しまともに払っていませんでした。
しかし、国民年金のことを少し勉強すると入らないことのほうが損であることに気づきそれ以来、年払いできっちり納めています。
そして、その勉強期間に知ったのが今回ご紹介する「付加年金」なんですが、簡単に言えば、国民年金に上乗せされる年金でその上乗せ額がめちゃくちゃお得なんです。
現役時代に年金を納める時には月々400円多く納め、老齢基礎年金を受け取るようになったら(現在は原則65歳以上)、200円×付加年金を納めた月数の年金が上乗せされます。
400円払って200円多くもらうんだったらそんなんじゃないの?って思う方もいるかも知れませんが、ポイントは『年金』なんで毎年上乗せしてもらえるということです。
例えば、現役時代に5年間だけ付加年金を納付した場合
負担した付加年金:400円×60ヶ月(5年×12ヶ月)=24000円
上乗せでもらえる付加年金:200円×60ヶ月=12000円(1年) になります。
つまり合計24000円しか多く払っていないのに65歳以上になったら毎年12000円多くもらえるので、65歳から2年間支給された段階でプラスマイナス0になって、それ以降は長生きすればするほどプラスが膨らんでいくというまさにお宝年金制度なのです!!
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この制度を最大限に生かすにはとにもかくにもなるべく早く加入して加入月数を多くしておくことが重要です。仮に頭のいい若者が20歳から60歳まで40年付加年金に加入して
90歳まで生きたとすると・・・
負担した付加年金:400円×480ヶ月(40年×12ヶ月)=192000円
上乗せでもらえる付加年金:200円×480ヶ月=96000円(1年)
65歳から90歳まで25年間受給:96000円×25年2400000円
つまり192000円投資して2400000円のリターンを得るというえげつない還元率になります。おわかりいただけましたでしょうか?67歳より長生きする自信のある方は全員入ったほうがいいですよ。
<付加年金の注意点>
①加入できるのは国民年金1号被保険者のみ
自営業、学生、無職の方が対象でサラリーマン、OL、公務員は加入できない。
②国民年金基金と並行して加入することはできない。
もうひとつの年金を上乗せする公的年金制度「国民年金基金」とは並行加入できないので付加年金か国民年金基金かを選択しなければならない。国民年金基金については別記事を作りたいと思いますが比較すると圧倒的に付加年金の方が有利です。
③単独ではなく老齢基礎年金とセットで支給される。
つまり老齢基礎年金の受給資格がないと付加年金も受け取れないので、納付した付加年金が無駄になる。老齢基礎年金の繰り下げ、繰り上げをした時は付加年金もセットで繰り下げ、繰り上げされる。常に老齢基礎年金とセットで扱われる。
いかがだったでしょうか?ほんとにお得な制度なので、現在1号被保険者で付加年金に未加入の人は急いで加入しましょう。
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